株式投資・トレードをする上で心を冷静に保つことは非常に重要です。
ただ、誰しも含み益や含み損を見てハラハラ・ドキドキの一喜一憂をしたり、他のことをしているのに株価が気になり、数分おきにスマホを見たり、含み損を抱えた状態で粘ったが結局損切りをし、損切り後にすぐに株価が上がるといった悔しい経験をしたことがあると思います。
心を冷静に保つにはメンタルを鍛えることが重要ですが、このメンタルを鍛えるとは単純に気合の話ではなく、トレード手法がしっかりと確立しているからこそ、どんな相場でも冷静に対処できるようになります。
常に冷静に相場と向き合うための私のトレード手法について解説をしていきたいと思います。
ポイントを絞ると次の3つが非常に重要です。
- 株式投資・トレードの目的・シナリオを決める
- 日足の終値で考える
- 段階的な利益確定・損切りを心がかる
株式投資・トレードの目的・シナリオを決める
まず一つ目が株式投資の目的・シナリオを決めるということです。
これができていない人は意外と多いのではないでしょうか。
エントリーする前に長期の株価上昇狙いなのか、配当狙いなのか、または短期の株価上昇狙いなのか、どのようなシナリオで上昇(下降)することを想定し、どのようになったら損切りをするのか購入をする前にファンダメンタルやテクニカルも含め、目的とシナリオをしっかりと定めましょう。
これがないと長期の配当狙いで入ったのに、損に耐えられず損切りをしたり、短期の上昇狙いで入ったのに長期狙いに変更し、含み損が膨らむというようなことになってしまい、大事な運用資金と同時に運用期間も減らす結果になってしまいます。
必ず目的とシナリオを持つようにしましょう。
証券口座は目的や投資期間に応じて分けておくと頭も整理でき、ブレない投資ができるようになります。
日足の終値で考える
デイトレードで1日に何度も取引をする人もいると思いますが、個人的にはデイトレードには反対で私はデイトレードはしていません。
理由は3つあります。一つは株価は1日の終値をもとにテクニカルのトレンドを形成していくと考えているからです。
2つ目はデイトレードは手数が多くなるため、手数料が高くつきます。傾向が出ていない・見えていない中で手数だけを増やすのは非合理的だと考えています。
そして3つ目はデイトレードですと基本的に相場に貼り付けの状態になるため、平日の午後3時までは身動きが取れなくなってしまいます。
多くの人はサラリマーンや個人事業主、経営者として働いていると思うので、平日日中に相場に張り付くのは困難ですし、張り付きができるとすれば、本業が疎かになってしまいます。
私は比較的、昼休憩はフレキシブルに取れるので午後14:00-15:00に昼休憩を取り相場を眺め、トレンドのできそうな会社を絞ります。
終値以外(正確には午後14:00-15:00)の相場を見るのは気持ち的にも一喜一憂するだけなので生産性としても無駄だと思っています。
午後14:00-15:00を株式市場の現場と向き合い、銘柄絞り込み、勉強をする時間とすることで定常的な勉強時間も確保しながら、株式投資をすることができます。
終値のみで判断することで他の時間を有効に使いながら、心の冷静さも保つことができます。
段階的な利益確定・損切りを心がかる
最後に段階的な利益確定・損切りを心がけることです。
利益確定をしたタイミングでさらに上がった、損切りをしたタイミングで戻したということはよくあるのではないでしょうか。
単元株以上の株数を持っていないとこのやり方は使えませんが、もし200株以上のポジションを持っているならば、段階的に利益確定・損切りをすることで機会損失や含み損の減少等の心理的な揺さぶりを少なくすることができます。
まとめ
精神状態を平穏に保つことは、冷静かつ明晰なトレードをする上では重要な要素になってきます。
精神と時間の浪費をなくすためにも自分のスタイルにあったトレードスタイルが何なのかを考えてみるのも今後の投資人生において有用になると思いますので、一度考えてみてください。
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