日本企業がイノベーションに失敗する理由についてです。
日本企業はよく”あるべき姿”と”現状”のギャップ(=課題)を捉え、そのギャップを埋めることで”あるべき姿”に近づけるということを組織の研修で教わります。
この考え方は、改良という意味では論理的な構造で捉えられるため、うまく機能するかもしれませんが、多くの日本企業に求められているイノベーション(改革)という意味では古いのではないかというのが持論です。
この考え方の場合、どうしても”あるべき姿”が”現状”に引っ張られてしまいます。
では、どうすれば良いのでしょうか。
イノベーションを起こすための3つのステップ
顧客価値に直結する新”あるべき姿”を考える
ここは旧バージョンの”あるべき姿”とそれほど結果、あまり変わらないかもしれません。
ただ、”あるべき姿”を考える際に出来るだけ無垢な心で向き合っていただけると、もしかしたら過去の”あるべき姿”が限定的であったことや文言は同じでも別の新しい捉え方ができるかもしれません。
事業立地を考える
あるべき姿が定まったら、次はもう一歩具体的にしていきましょう。
それはつまり「事業立地」を考えることです。
事業立地とは「何を売るか」「誰に売るか」のこの2つで成り立ちます。
あるべき姿を無垢な心で描けているならば、今までとは違った切り口で「何を売るか」「誰に売るか」が見えてくるのではないでしょうか。
多様性が育まれる組織形成をする
これは上2つと前後するかもしれませんが、多様性が育まれる組織を形成しましょう。
「何を売るか」「誰に売るか」を考えたときにMustで必要な人材・スキルもあると思います。
一方で”あるべき姿”を考える際に多様性を持った人材がいないと考えが発展しない場合もあると思います。
何れにしても多様性がある個人が育つ場を耕しましょう。
多様性の意味とその導入方法については、関連記事でより詳細に書いているので興味がある方はご覧ください。
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