こんにちは
今回は課題解決がうまく行かない人が陥る落とし穴について見ていきたいと思います。
課題解決がうまく行かない人の多くはその前の工程ですでに間違った選択をしている可能性が非常に高いです。
工程毎に見ていきましょう。
目的定義Phase
よくある落とし穴として、手段を実行している内に目的を忘れ、手段に執着をしてしまい、手段が目的化しているパターンです。
こうなると状況変化に応じ、本来はもっと良い手段があるにも関わらず、他の手段が目に入らずに時間を浪費してしまいかねません。
どのようなPhaseにおいても常に目的は振り返るようにしましょう。
また、新社会人がよくやってしまう行動としては、上司から作業指示を受け、何も考えずにその言葉通りに作業を実行したところ、上司との期待値と結果がかけ離れているということはよくあります。
このようなケースでは目的を意識せずに実行すると、作業指示の内容が間違って伝わってしまうことが起きてしまいます。
もちろん伝える上司側にも同様に問題があります。
どのような状況、場合においても目的というのは常に復唱するぐらい意識するようにしましょう。
課題定義Phase
目的を意識した後は、課題定義のPhaseです。課題定義のPhaseで間違った課題を設定すると、次の工程の手段でどのような手段を選択してもうまくいきません。
課題定義は、目的と現状のギャップを洗い出す工程とも言い換えることができます。
そのため、現状を可能な限りこと細かに洗い出し、可能な限り定量的にどのようなギャップがあるのかを明示できるようにしましょう。
課題定義を設定する際に気をつけるべきポイントは次の2つです。
- 情報を仕入れ、仮説を設ける
- 常識的過ぎる課題を設定しない
これからはIT技術、AIの発達により、手段の実行は機械が担う要素が多くなるため、目的や課題設定での人間の重要性が増してきます。適切な課題設定ができる能力を身につけていきましょう。
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手段選択Phase
最後に手段の選択です。このPhaseでは、まず課題に対して効果のある手段をできるだけ書き出しましょう。
そして、影響力(課題解決度)、コスト(費用対効果)、時間(効果が出るまでの)をもとに定量的に評価し、より自身の現状にあった選択をしましょう。
このPhaseでも目的を意識することは忘れないようにしましょう。いつの間にか手段が目的化していまいかねません。
まとめ
目的設定→課題定義→手段選択を一つずつ丁寧に積み重ねることで最善の手段を選択することができます。
資金や時間がかからない手段なのであれば、実行にすぐに移し、KPIを用いながら分析し、PDCAのサイクルを早く回すことも良い方法です。
目的を常に意識しながら、手段に囚われないように心がけていれば、道は切り開けます。
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