現預金以外の資産運用はされていますか。
アベノミクスが始まるまでの日本はデフレ時代かつ銀行での金利も数%とついていたため、銀行への預金が一つの有用な投資先として働いていました。
デフレは一般的には珍しく、世界的に見るとインフレの方がよく起こります。日本でも例外ではなく、デフレ時代はとうに終わり、2012年12月からのアベノミクス以来、政府目標にもあるように少しづつですが、インフレが進んでいます。
日本人のデフレ時代に染み付いた預金主義から脱却しなくてはいけません。
日本政府も年金2000万円問題をはじめ、国民一人一人がインフレに対応した資産運用ができるようにNISAやイデコのような制度を設けています。
時代や政策の流れにあった資産運用をすることがお金の心配をなくし、幸せに生きるための土台となります。
今回はインフレに強い資産について解説をしていきます。結論、インフレに強い資産は次の4つです。
- 株式
- 外貨
- 不動産
- 金・コモディティ
株式
株式は企業の成長と創出される利益からの配当金を供給してくれます。
今後もグローバルでの人口は増加し、世界の発展とともにグローバル全体での市場規模は大きくなることが想定をされます。
株式価値はインフレと共に増加するため、インフレに強い資産と言えます。
外貨
続いて外貨です。世界の基軸通貨である米ドルがオススメです。ただし、外貨建て保険や外貨定期預金は手数料と共に硬貨を交換する際に大きな手数料を取られるため、オススメできません。
FXで保証金維持率(1000%以上)を高く保ち、レバレッジを少なくした上で円安のタイミングで購入する等の方法があります。
不動産
不動産もインフレに強い資産となります。ただし、投資規模が最低数百万円〜かつ、千三と言われ、1000個の内、有用な投資物件は3件と言われるほどお宝物件を探すのは至難の技です。
そのため、投資初心者が不動産投資をする場合は、REITと言われる不動産の投資信託商品を証券会社で購入することをオススメします。
金・コモディティ
続いて金です。金は地球上での総量は埋蔵量も含め約20万トンと言われており、稀少性が高い資源と言えます。債券と同様に有事の金とも言われ、不況時にも強い資産となります。
好況時に値段が下がる傾向があるため、少しずつでも積みてたるのが良いと考えられます。
ETF(上場投資信託)として購入することも可能です。
また、コモディティは”“商品”のことを指す言葉で、商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどのエネルギー、貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物等を指します。金もコモディティの一種です。ただし、コモディティは初心者には難しいと言われており、投資歴が浅い内での購入はオススメしません。
番外編:仮想通貨
最後に番外編として仮想通貨となります。仮想通貨自体まだ歴史のある商品として確立されておらず、政府や中央銀行の対応も定まっていないため、今後の市況により変わる可能性があります。
仮想通貨の代表であるビットコインの思想として供給量があらかじめアルゴリズムにより決められているため、インフレに強いとされる説もあります。
個人的には資産に余裕があり、全資産の3%未満に抑える形であれば、試しに投資をしても良いのではと思います。
まとめ
現代では預金のみの資産運用もインフレという目減りリスクをはらんでいます。投資は自己責任になりますが、資産分散させることがリスクヘッジには欠かせないと考えられます。
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